サブシジョンは凹みを伴う全てのニキビ跡に対して一定の効果が期待できますが、効果を実感しやすいかどうかは、ニキビ跡のタイプによって異なります。
凹みの角が固く目立つボックス型やアイスピック型のニキビ跡の場合は、表面から角を削るアブレージョンのような治療を行わないと、見た目の改善が実感しにくいです。
凹みの角が目立たない、ローリング型のニキビ跡の場合は、サブシジョンの効果を実感しやすく、良い適応と言えます。
サブシジョン
サブシジョンにはヒアルロン酸を併用した方がいいですか?
はい、ニキビ跡の固い繊維を切断する際にどうしても傷がつき、その傷が癒える際に再度くっついてしまう場合があります。傷が癒えるまでの間、クッションになってくれるヒアルロン酸を併用する方がより良い効果を実感いただけます。
サブシジョンは何回で効果が出ますか?
サブシジョンの効果を実感しやすいかどうかは、ニキビ跡のタイプによって異なります。
凹みの角が固く目立つボックス型やアイスピック型のニキビ跡の場合もサブシジョンは有効ですが、表面から角を削るアブレージョンのような治療を行わないと、見た目の改善が実感しにくいです。
凹みの角が目立たないローリング型のニキビ跡の場合は、サブシジョン1回でもよい効果を実感できますが、通常は2〜3回の治療が必要になります。サブシジョンの治療間隔は1〜2ヶ月おきが目安です。
サブシジョンは痛いですか?
治療部位には局所麻酔を行いますが、この麻酔の際にお痛みがあります。麻酔が効いた後は、施術中の痛みはほとんどありません。
基本的には、施術後にお痛みが増すことはまれです。
サブシジョンのダウンタイムは?
施術当日は麻酔による腫れや赤みがありますが、当日がピークで2〜3日でほぼ消退します。また、内出血がほぼ確実に生じ、1週間ほどで色味が薄くなり、2週間程度で消退します。特に、浅いニキビ跡の場合は内出血が目立ちやすいのであらかじめご了承ください。
治療当日から洗顔やシャンプー・シャワー、普段通りのスキンケアが可能です。
メイクや運動、飲酒、長時間の入浴は翌日以降を推奨しております。
サブシジョンは他の治療と併用できますか?
サブシジョンは肌表面には直接作用しないため、ニキビ跡の角を削るアブレージョンや、肌質を徐々に改善するようなCO2フラクショナルレーザー、ピコフラクショナル、POTENZAとの併用は有効です。
アブレージョンは同日に行うことが可能です(花房式ニキビ跡治療)。それ以外の全顔治療とサブシジョンの同日施術は、肌への負担を鑑みて推奨しておりません。
サブシジョン後にニキビ跡が悪化することはありますか?
適切に行えば悪化するリスクはほぼありませんが、まれに体質などにより、ケロイドや肥厚性瘢痕といって皮膚がしこりのようになる場合があります。その際は状態に応じて適切に対応させていただきます。