その他のダイエット薬

ダイエット薬は主に下記の効果に分けられます。

糖や脂質の排出促進

余分な糖や脂質を便や尿から排出することで、普段通りの食事をしていても、糖質制限や低脂質食ダイエットをしているのに近い状態を作ることができます。

糖や脂質の吸収抑制

上述の排出促進の効果に加え、消化の速度をゆっくりにすることで糖質の吸収を緩やかにし、脂肪として蓄えられることを防ぐものもあります。

食欲の抑制

食欲をコントロールする脳の視床下部に働きかけ、少量の食事でも満腹感を感じさせます。

脂肪燃焼

代謝を向上させ、脂肪の燃焼を促進させます。

食欲を抑制し、糖質を便から排出していくお薬です。筋肉量を維持したまま、脂肪や糖質を効率よく燃焼させる効果もあります。

説明

通常1日2～3回、1錠（500mg）からの服用を開始します。
食欲を抑制し、糖質を便から排出していく効果があります。腸内細菌叢を改善するという効果も報告されています。
また筋肉量を維持したままダイエットを行うことにも適しています。

副作用

消化器症状（吐き気、食欲不振）、腹部の不快感、軟便または下痢、味覚の変化

料金（税込み）

尿から糖を排出するお薬です。1錠でおよそご飯1.5杯分ほどの糖を排出する効果があります。糖質を多く含む食事が多い方におすすめです。

説明

通常1日1回（朝）、1錠（100mg）からの服用を開始します。
糖を尿に排泄することで、糖の吸収を抑える薬です。
糖の排出効果は1錠でごはん約1.5杯分（400kcal）ほどです。
食欲抑制効果はなく、糖が排出される分いつもより食べ過ぎてしまうことに注意が必要です。食欲を抑える効果のあるダイエット薬と併用すると、より効果的です。

副作用

頻尿、喉の乾き、食欲減退、嘔気、便秘、下痢などの消化器症状、低血糖、膀胱炎

料金（税込み）

食欲を抑え、交感神経を活性化させて代謝を上げる効果があります。夜間につい食べ過ぎてしまう人や、ストレスで食べ過ぎてしまう傾向のある方におすすめです。

説明

通常1日2回（朝夕）、1錠（10mg）ずつからの服用を開始します。
食欲を抑制する効果と、交感神経を活性化させて代謝を上げる効果があります。
食事の量が減ることで痩せていくため、タンパク質を意識して摂らないと、筋肉量が落ちて逆にリバウンドしやすくなる恐れがあります。摂取すべき栄養素も意識しながら内服することを推奨します。

副作用

吐き気、便秘、口の渇き、不眠、動機、勃起不全

料金（税込み）

食事で摂取した油分を便から排出するお薬です。脂質を吸収しにくくすることで、低脂質ダイエットと同じ状態を作ることができます。

料金（税込み）

説明

1日3回、1錠ずつ服用する他、油っぽい食事を食べる時や飲み会の時のみに服用することもあります。
脂質を分解するリパーゼという消化酵素の働きを阻害することで、食事中の油分の吸収を30%カットしてくれます。
脂肪便による激しい下痢が生じることがあるため、大事な仕事や立ち仕事が続く場合は控えた方が安全です。初めて服用する時は、次の日に何も予定がない日に飲んでいただくことを推奨します。服用を続けるうちに徐々に慣れてきて、トイレに行くタイミングもわかってくる方が多いです。

副作用

下痢、おなら、便失禁、ビタミン不足、肝障害、腎障害、胆石症、膵炎、血便

脂肪の燃焼やむくみ改善、便通改善、代謝向上など様々な効果が期待されます。

料金（税込み）

説明

漢方の種類は主に防風通聖散、防己黄耆湯、抑肝散などがあります。体質や症状に合わせて、2種類を選んで処方します。
通常1日3回服用します。便秘、むくみ、代謝向上など様々なの効果があります。

副作用

下痢、吐き気、頭痛、発熱

当院では安全なダイエット診療を行うために、ダイエット薬単剤での処方は推奨しておりません。ダイエット薬のみに頼らずに、漢方や栄養指導、ダイエットコーチング、医療痩身施術を組み合わせることでリバウンドしにくい身体をつくることを推奨しております。
加えて、漫然とした長期処方を避けるため、期間を定めて計画性のあるダイエットを行い、治療の終了に向けた薬の減量や、効果の弱い薬への変更を行っております。

また、当院では治療開始前の血液検査を必須としています。健康診断や郵送タイプの検査だと、安全のために確認が必要な項目が含まれていないことがあるため、お手数ですが来院された上での血液検査にご協力いただいております。治療開始後も、１ヶ月ごとの血液検査を推奨しています。